2019年03月02日
昔のヘリテイジリゾートの公式ホームページ
色々すると出てくる、昔のウェブサイト。
ホテルヘリテイジのサイトも登録されていて、9年ほど前のサイトを引っ張り出してきました。
ふと昔を思い出してみます….
今だから申し上げますが、当時はDreamWeaverというアプリケーションを使用して作成していました。
通信回線はまだまだADSLが主流で、最もデータ量のあるページでも1MBくらいで、平均すると300KB程度でした。ただ、ブラウザ(IEやNetscape、Safari)ごとで表示崩れが頻発したりJavaScriptの実装が少しづつ違っていたりで、散々苦労したのを覚えています。当時のオンライン予約ページはCGIと呼ばれるプログラムをWEBサーバ上で動かしていたため、テレビ放映などで紹介されると割と早い段階でサーバがまるごと停止してしまい、その度にサーバプログラムを再起動する…という出来事もよくありました(このスタイルは2001年から2007年ごろまで続きました)。
1999年にさかのぼると、検索エンジンの中で台頭しつつあった初期の「Yahoo!Japan」のディレクトリ(2018年3月に廃止)に最初期のヘリテイジのウェブサイトが登録されていたこともあって、ネットサーファー(←死語ですね)が全国津々浦々から訪れていたのもこのころです。世の中にはネットユーザー人口だけでなくウェブサイト自体も現在に比べればはるかに少なかったので、珍しがってあちこちのサイトを見回っていたのでしょうね(ちなみにこの頃は独自ドメインも取得しておらず、プロバイダのドメインを使用していました)。
さらに最初期のサイトはなんと全面Macromedia Flash(現:Adobe Animate)で作られており、ブラウザプラグインであるFlash Playerのインストールが絶対必要なうえ、インストールしたところでスペックの低めなPCではせっかくのFlashの利点が活かせなかったりでお叱りを受けたこともよ〜〜く覚えております。
そもそも現在の常時接続と違ってネットに接続するのに1分いくらというような費用がかかっていたので、「なるべく軽く」「低スペックPCでも表示できるように」現在以上に配慮する必要がありました。一方で23時からのテレホーダイタイム突入と同時にトラフィックがグワッとあがるのも特徴でした。
現在は通信が高速化し、端末も高スペック化し、大抵のウェブサイトはデータベース型に移り変わり、さらにiPhoneに代表されるような5インチ前後のスマートフォンでの閲覧が相当な割合になり、閲覧される時間帯は比較的ばらけるようになりました。
次の時代はどのようなサイト作りがなされていくのでしょうか….?楽しみです。